<ネタバレあり>30周年記念ツアー参加記

 Mr.Childrenのデビュー30周年記念ツアー「半世紀へのエントランス」の初日に参加した。チケットの入手は困難かと思われたが、意外にあっさり入手でき、そして、周囲の協力もあり、ライブに集中できる環境をつくることができた。

 

 思えば、オープニングが最高だった20周年のときには参加できず、熊本で開催された25周年がかなり満足度が高く、そして、コロナ禍の中での数年ぶりのライブということもあり、今回のライブにはかなり期待していた。しかし、結果的に言えば、いろいろな意味でその期待を上回ることはなく、下回るものだった。

 以下にライブについて記すが、内容についても触れているため、見たくない人は見ないでいただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最も楽しみにしていたオープニング。先にも書いた20周年のエソラのオープニングは映像で見ても鳥肌が立ったし、いろいろな曲のイントロが流れる25周年のも好きだった。しかし、今回はワクワク感が全くなかった。オープニングに限らず、マスクをしており、声も出せないという状況もあるかもしれないが、それを差し引いてもやはりワクワク感は薄かったように思う。

 オープニング曲は、ツアーがなかったアルバム「SOUNDTRACS」のリード曲「Brand new planet」。どちらかと言えば、静かなオープニング。「youthful days」があり、「海にて、心は裸になりたがる」。声が出せない状況でこの曲は辛い。「innocent world」は大好きな曲だが、半音下げ、そして、この位置での披露はあまり高揚しない。「Replay」、「Any」と久しぶりに聴く曲が続く。全体的に、久しぶりに聴く曲が多かった。つまり、僕の車のプレイリストに入っていない=あまり好きではない曲が多かった。

 花道の前方に来て、「くるみ」と「僕らの音」。「くるみ」は大好きな曲で、ライブアレンジも多彩だ。今回もまた違うアレンジだった。桜井さんも好きな曲なのだろう。一番の終わりの高音がとてもきれいに出ていたあたり、声の調子は良かったのだろう。

 

 その後は、僕があまり好きではない曲が続いた。「Tomorrow never knows」は嬉しかったが、その流れの中ではあまり興奮しなかったし、やはり「oh oh」を歌いたい。本編は全21曲。珍しく歌い出しの歌詞を間違え、やり直した「GIFT」で終了。

 アンコールは2曲。「Your Song」のギター弾き語りと、新曲「生きろ」。個人的には、ギター又はピアノと桜井さんだけの演奏が好きだ。「Your Song」は正直、あまり好きではないが、弾き語りで聞くといいなと思った。弾いてみよう。

 

 開演前もぎりぎりに会場に到着したため、ツアーグッズを買えず、終演後も長蛇の列だったため、諦めた。初めて、ツアーグッズを会場で買えなかった。こうして年を取っていくのだろう。

 序盤で桜井さんが、「このセットリストは今日だけです」と言っていたので、24日のセットリストも見てみたが、24日の方が僕にとっては断然良かった。僕が好きな曲のうち、未だ生で聴いたことのない「Over」を歌っている。「Replay」よりも聴きたかった…

 

 期待したツアーだったが、完全に期待外れ。コロナ禍でなくても、選曲を考えると、25周年には勝てない。でも、5月発売のベストアルバムが楽しみだ。Live盤のラインナップが素晴らしい。

 次回はそれについて記そうと思う。